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XaaS(ザーズ)とは?ビジネスでおさえたい9種類を紹介

XaaS(ザーズ)とは?ビジネスでおさえたい9種類を紹介

2min

インターネットの発展により、企業が利用するシステムやサービスにも変化が起きています。IT革命の過程で、必要なときに必要な分だけ利用できるクラウドサービスが浸透してきました。昨今の頻出用語である「XaaS」とは、何を指すのか気になっている方も多いのではないでしょうか?この記事では、ビジネスでおさえておきたい9種類のXaaSをご紹介します。

目次

ビジネスシーンで頻出の言葉「XaaS」とは?わかりやすく解説

「XaaS(ザーズ)」とは様々な「as a Service」を総称した言葉

「XaaS(ザーズ)」とは「X as a Service」を略した言葉で、様々な「as a Service」を総称した言葉です。「as a Service」は「サービスとして」と訳すことができ、インターネットを経由したサービスの提供全般を指します。

XaaSは利用したいクラウドサービスを取捨選択し、手軽に利用できるところが大きな魅力です。リモートワークが広がり場所を選ばずに仕事ができるようになった現代において、XaaSはこれからも進化と発展を続けるでしょう。

現在のXaaS市場は拡大傾向|利用や開発に注目が集まっている

総務省が公表している『令和3年情報通信白書』によると、クラウドサービスを利用している企業は68.7%になることが分かりました。前年度より4.0ポイント上昇しており、市場の拡大が伺えます。

企業でのクラウドサービスの利用内訳は、ファイルやデータの保管、社内での情報共有が多くなっています。その他には開発やEラーニング、営業支援など幅広い業務に活用されているようです。

では、なぜXaaSが注目されるようになったのか、次の章で詳しく解説していきます。
(参考)総務省「令和3年情報通信白書」

XaaSが拡大を続ける背景には「消費の変化」がある

XssSが注目される背景には、消費者の価値観の変化があります。以前は商品やサービスそのものに価値を見い出す「モノ消費」が主流でした。

しかし、成熟した国内の市場では商品やサービスなどの合理的な価値だけでは消費者から選ばれにくくなりました。そこで注目されるようになったのが、商品やサービスによって得られる体験や経験に価値を置いた「コト消費」です。

XaaSはインターネットを通じてサービスを提供することで、利便性や生産性を向上させる体験や経験を提供しています。

従来なら自社でサーバー機器やソフトウェアなどを購入し運営管理をする「モノ消費」からのスタートでしたが、XaaSを活用することで初期費用を抑えて必要な機能だけを選択し利用できるようになったのです。

増え続けているXaaS型ビジネスモデル|代表的な9つ

XaaSの「X」は、複数のaaSサービスを意味しています。ここでは、増え続けている代表的なXaaS型ビジネスモデルを9つご紹介します。

最低限おさえたい基本的な種類3つ

まずは、基本的な3つのXaaSをご紹介します。

①IaaS
IaaS(アイアース)とは「Infrastructure as a Service」の頭文字を取ったもので「イアース」と呼ぶ場合もあります。Infrastructure(インフラストラクチャー)とは基盤を意味し、インターネット上の仮想サーバーを提供するクラウドサービスを指します。

②PaaS
PaaS(パース)とは「Platform as a Service」の略称です。クラウド上でソフトウェアを稼働させるプラットフォーム(OS)を提供しています。

プラットフォームがクラウド上にあれば、バージョンアップや各種設定をクラウド事業者に任せることができます。

③SaaS
SaaS(サース)とは「Software as a Service」の略称で「サーズ」と発音することもあります。

クラウド上にあるソフトウェアをインターネット経由で利用できるサービスを指します。契約をするとすぐに利用できるメリットがあり、社内の情報管理者のメンテナンス負担が軽減できます。

XaaS型のビジネスモデルの中でも、利用頻度と知名度が高いのがSaaSです。IaaSやPaaSの利用はエンジニアが主体ですが、SaaSは一般ユーザーが直接利用するクラウドサービスです。

「SaaS、PaaS、IaaS(HaaS)」について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
『SaaS、PaaS、IaaS(HaaS)とは?特徴やメリット・デメリット、違い、関係性を解説』

耳にする機会の増えているビジネスモデル6つ

続いて、耳にする機会が増えている6つのXaaSを見ていきましょう。

④AaaS
AaaSとは「Anything as a Service」の頭文字を取った略称です。コンピューター資源の一部をクラウド上で管理することを意味します。また、AaaSは「Analytics as a Service」の意味も持っており、クラウドで提供される分析や統計サービスを指すこともあります。

⑤BaaS
BaaSとは「Backend as a Service」の略称で、主にモバイルアプリケーションのバックエンド機能をクラウドで提供するサービスです。

また「Banking as a Service」もBaaSと呼ばれています。この場合のBaaSとは、APIを通して利用できる金融機関が提供しているサービスを指します。

⑥CaaS
CaaSとは「Containers as a Service」の略語で、直訳すると「サービスとしてのコンテナ」となります。コンテナとは、サーバーを仮想的に区切りそれぞれを独立して利用できるようにする技術です。

CaaSは安全性が高いところが特徴で、スケーラブルなコンテナ化アプリケーションを構築するときに役立ちます。

⑦FaaS
FaaSとは「Function as a Service」の略称で、サーバーレスの状態でアプリケーションの開発ができるサービスです。サーバーが不要という意味ではなくサーバー管理をサービス提供会社が担います。

その結果、開発者の業務負担が減り、プログラミングに専念できるところが特徴です。FaaSはオートスケーリング機能があり、使用状況に応じてサーバー負荷を調整できます。

⑧MaaS
MaaSとは「Mobility as a Service」の略称で、直訳すると「サービスとしての移動手段」となります。MaaSは交通サービス全体を指しており、AIによる自動運転やさまざまなテクノロジーを掛け合わせた次世代の交通サービスが該当します。

MaaSを普及することで都市の交通混雑の回避や交通弱者への対策、環境問題への寄与など、さまざまなメリットを得られます。

⑨RaaS
RaaSとは「Retail as a Service」の略称のことで、小売業のビジネスモデルに関するサービスになります。

RaaSは小売業に関するノウハウを他社が利用できるようにしており、EC事業や個人間取引など多様化した消費者の行動をサポートするサービスです。RaaSが普及すると、消費者の変化にも柔軟に対応できるようになるでしょう。

ITの範疇から飛び出した意味を持つXaaSも


ITの範疇から飛び出した意味を持つXaaSも増えています。

例えば、GaaS(Gyms as a Service)があります。GaaSとは、健康経営に力を入れている企業が従業員に対してスポーツジムを貸し出すサービスです。ITの範疇を超え、サブスクリプション型のビジネスモデルとしてXaaSを活用した事例です。

企業で働くビジネスパーソンやシステムエンジニアに限らず、私たちの私生活とも密着に絡み合ってくるXaaSの可能性はこれからも広がっていくでしょう。

XaaS導入で享受できるメリットは多くある

XaaSの種類や概要が把握できたところで、XaaSを導入するとどのようなメリットがあるのか気になるところです。

XaaSは契約状況や利用状況に応じて料金が発生するクラウドサービスが主流なので、コスト削減につながります。従来のように、社内でサーバーを構築する必要がなく、新しいソフトウェアや設備を導入する費用が費用です。自社に合わないサービスであった場合、簡単に利用停止することも可能です。

また、サービスの利用開始までのスピードが早いため、必要に応じてすぐに利用できるところも大きな魅力です。専門領域の技術や知識を補えるサービスも多く、新規プロジェクトの立ち上げや新規事業時にも有効活用できるでしょう。

他にも、メンテナンスや運用に必要な人材確保が不要となるメリットもあります。例えば、サーバーのメンテナンスをクラウド事業者が実施してくれれば、サーバーの保守点検費用やサーバー管理の人材の削減になるでしょう。

XaaS導入にはデメリットもあるので注意しよう

XaaS導入にはデメリットも存在している点に注意しましょう。

XaaS型のビジネスモデルを活用する場合は、自社の情報を外部に預けることになります。情報の中には顧客の個人情報や企業の機密情報が含まれる場合もあるでしょう。

セキュリティ上のリスクが発生することがあるため、XaaS会社の選定時は信頼性を見極める必要があります。

また、ライセンス料や更新料など気付かないうちに費用がかさむ可能性があります。慎重にXaaSを選択しないと、想定外のランニングコストがかかるため注意が必要です。自社に必要なサービスを見極め、定期的にXaaSサービスの見直しをするようにしましょう。

安心してXaaSを利用するためにおさえたいポイント2つ

安心してXaaSを利用するために抑えておきたいポイントが2つあります。

・使用するXaaS会社の信頼性を確認する
・サービス水準契約を結ぶ

それぞれについて解説していきます。

①利用するXaaS会社の信頼性を確認する

大切な情報を預けるため、XaaS会社の信頼性は重要なポイントです。XaaS会社のセキュリティポリシーには必ず目を通して、信頼がおける会社であるかを確認します。

また、XaaS会社の業績も重要な指標です。サービスの利用途中で終了になってしまうと、蓄積したデータの保管や移行、今までの業務に支障をきたす可能性があります。

②サービス水準契約を結ぶ

XaaS会社のサービスを利用する際には「サービス水準契約(SLA)」を締結するようにしましょう。SLAにはサービスの品質維持に関わるメンテナンスの情報や、サーバーの信頼性などが記載できます。

後々のトラブルに発展しないためにもSLAを締結し、自社のサービスレベル水準と一致しているかを照らし合わせて、お互いに共通意識を持つことが大切です。

バージョンアップの頻度はどれくらいなのか、サーバーが停止した際の復旧時間は明記されているかなどを確認しましょう。

まとめ

今回は、XaaSに焦点をあてて、概要や9つのサービス形態、XaaSを利用するメリットとデメリットを解説してきました。

XaaSを利用することで、ビジネスを効率的かつスピーディに推進することが可能となります。また、社内で無駄になっていたサーバーの維持コストなどを見直し、コスト削減にもつながります。

XaaSを利用する際には、自社のサービスレベルを分析して信頼性のある会社と契約を結ぶことが必要です。XaaSのメリットとデメリット、気を付けるポイントを意識して、会社の発展に役立ててください。

IoTBiz編集部

IoTBiz編集部

2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。

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