今後、CASTは、過酷な環境下でも「いつでも・どこでも」モニタリングできるシステムの長期運用やリアルタイム監視の実現を目指して、開発をさらに進める予定です。
実証実験の詳細
実験は熊本市の東部環境工場内にある2か所の配管に、配管減肉モニタリングシステムを設置して行われました。2024年2月28日から7月3日までの4か月超にわたり、現場環境でデータを収集し、無線データ伝送の実証も行いました。
実験成果のポイント
・過酷な環境下での長期安定稼働を実現
粉塵や高温多湿といった条件下でも、センサーは約100日以上、安定して動作し、トラブルなく稼働を続けました。
・無線通信が困難な環境での通信確保
実験環境において、無線ネットワークの構築に成功し、データをクラウドに連携させて、リモートでのモニタリングを可能にしました。これにより、電波が届きにくい現場でも、
安定した配管の監視が実現しました。
・ごみ焼却施設での稼働実績を初めて取得
これまで主に製油所や化学プラント向けに製品を展開してきましたが、今回の実証実験を通じて、ごみ焼却施設への導入可能性が確認されたため、新たな市場への展開が期待されます。
配管減肉モニタリングシステムについて
今回使用されたシステムは、CASTが独自に開発した耐熱性と柔軟性を備えた薄型の圧電センサーを用いています。このセンサーは、過酷な環境下でも配管やタンクの厚み変化をモニタリングし、腐食による減肉を検知します。データはネットワークを通じて遠隔で確認でき、危険な現場での検査負担を軽減し、設備の寿命延長や事故防止にも貢献します。
今後もCASTは、幅広い現場に対応するため、さらなる開発と実証実験を続けていきます。
(参考))CAST、ごみ焼却施設にて配管減肉モニタリングシステムの実証実験に成功