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Sigfoxとは?IoT向け無線通信規格の特徴、活用事例

Sigfoxとは?IoT向け無線通信規格の特徴、活用事例

2min

IoT向け無線通信規格「Sigfox(シグフォックス)」について詳しく知りたいですか?本記事では、Sigfox(シグフォックス)の特徴や活用事例を紹介します。

目次

Sigfoxとは

Sigfox(シグフォックス)ネットワークは、2009年に設立したフランスのSigfox社が提供するLPWAネットワークです。

Sigfoxの概要

提供企業
Sigfox(フランス)

日本国内での提供企業
KCCS(京セラコミュニケーションシステムズ)

Sigfoxを通じた1日あたりのメッセージ送信数
・2020年:63,000,000回 / 日
・2021年:76,000,000回 / 日
・2022年:79,000,000回 / 日

Sigfoxに登録されているデバイス数
・20,000,000デバイス

提供地域
・75の国と地域

世界のカバー率
・6,000,000㎢
・約14億人
(参考)Sigfox – The Global Communications Service Provider for the Internet of Things (IoT)

Sigfoxの4つの特徴

低価格
KCCS(京セラコミュニケーションシステムズ)が提供する「IoT用途に適した低価格なプラン」が年額100円~で利用可能です。

低消費電力
電池1つで10年の稼働が可能です。

長距離伝送
最大10km程度の距離で通信が可能です。

通信の安定性
超狭帯域(ウルトラナローバンド)通信は必要な受信帯域幅が狭いため、影響を受けるノイズを抑えることができ、安定した通信を実現します。

京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)が発信しているSigfox紹介動画
『すべてのモノが「つながる」新たな未来へ/Sigfox[IoTネットワーク]』

Sigfoxの導入手順

Sigfoxを導入し、ビジネスに活用するためには下記4つの手順が必要になります。

(参考)Sigfoxを始めよう|Sigfoxとは|IoTネットワーク「Sigfox」|KCCS

①デバイス入手
Sigfoxデバイスは国内外で数百以上のSigfoxパートナーから提供されており、様々なデバイスがありますが、KCCSが公開している日本国内向けのデバイスがおすすめです。
・Sigfox Breakout Board(SNOC製、SMK製)
・Sigfox Shield for Arduinoなど

②回線入手・デバイス登録
デバイスの入手が完了したら、デバイスをSigfox Backend Cloudに登録し、デバイスと回線の紐づけを行い、Sigfoxネットワークのアクティベートを行いましょう。

③メッセージ送信
デバイスと回線に紐づけに成功したら、デバイスからメッセージを送信し、Sigfox Backend Cloudでメッセージが正しく送信されているかの確認を行いましょう。

④データの連携・可視化
メッセージの確認ができた後は、データの連携・可視化をするためにSigfox Backend CloudからWebアプリケーションサーバにメッセージを転送する必要があります。

Sigfoxの活用事例

高齢者の見守り|Sigfox × KCCS × 大阪府住宅供給公社 × Roots

Rootsが提供する高齢者の見守りサービスであるRefPaC「生活確認サービス」の大阪府住宅供給公社への導入に際して、Sigfoxの回線が使用されています。

RefPaC「生活確認サービス」は、冷蔵庫のドアや部屋のドアなど生活動線上に小型デバイスを設置し、そのドアなどの開閉を感知して親族や保護者にメールで通知を行うサービスです。
Sigfoxが使用された理由は、新たにインターネット回線などのインフラ整備が不要であることと、すでに複数の公社団地にはアンテナが設置されていたため、すぐにサービスを利用できることが要因でした。
(参考)【事例】大阪府住宅供給公社様|KCCS

CO2濃度から「密」を見える化|Sigfox × KCCS × まるは食堂 × ハーモニィ

ハーモニィが提供する温湿度CO2測定・可視・監視サービス「MORITO CO2ウォッチャー」のまるは食堂への導入時に、Sigfoxの回線が使用されています。

「MORITO CO2ウォッチャー」は、店内に設置されたIoTセンサーからCO2濃度や湿度を計測し、Sigfoxの通信を通して、パソコンやスマートフォンにデータを表示する仕組みです。
Sigfoxを使用した理由は、消費電力が低いというポイントです。

(参考)【事例】まるは食堂様|KCCS

水位モニタリング|Sigfox × KCCS × 岡崎市土木建設部河川課 × 積水樹脂

愛知県岡崎市の岡崎市総合雨水対策計画における浸水被害を防ぐ内水氾濫対策として、効率的かつ効果的な河川・下水道整備に向け重要な用排水路の面的なリアルタイム水位監視を行う「中小河川水位モニタリングシステム」にSigfoxが活用されています。

Sigfoxの導入理由は、スモールスタートが可能という点です。

(参考)【事例】岡崎市土木建設部河川課様|KCCS

Sigfoxに関する最新ニュース

2022年4月 UnaBiz社がSigfoxの新オーナーに就任

2022年4月21日、ラベージュ−商業裁判所は、シンガポールおよび台湾で大規模なIoTサービスを提供するUnaBiz社をSIGFOXの新しい所有者に任命することを発表しました。SIGFOXおよびその子会社SIGFOX FRANCE SASの手続きの結果、UnaBiz社が9つの入札者の中からジュリー、管理者、公訴人、SIGFOX SA、SIGFOX FRANCE SAS、そしてSIGFOXの従業員代表によって最も優れた提案として承認されました。

新たな経営陣は、ビジネスの継続性を最優先事項としています。UnaBiz社は引き継ぎ後、174人の従業員のうち110人を保護し、資産、帳簿、そして特にミッションクリティカルなネットワークとバックエンドシステムを守るために財務および運用評価を行い、顧客の懸念に対処します。

UnaBiz社の共同創業者兼共同CEOであるアンリ・ボン氏は、「SIGFOXコミュニティ全体に支援いただいたこと、そしてフランス政府による私たちへの投資を感謝します。新たな所有者によりSIGFOXは新たな始まりを迎えますが、UnaBiz社はSIGFOXのフランスの主権を確実に保証します」と述べています。

SIGFOXは世界75カ国でIoT通信サービスの世界的なプロバイダーであり、0Gネットワークのパイオニアです。SIGFOXはグローバルネットワークによる超低コストかつ超低消費電力のソリューションを提供し、ビジネスが世界中の資産を追跡・可視化できるようサポートしています。2000万台以上のデバイスが接続され、1日に約8000万件のメッセージが送信されており、SIGFOXは最低の製造コストでデータを抽出し、資産追跡や監視などの重要な領域でデジタル変革を加速させています。

ISO 9001認証を取得し、強力なパートナーエコシステムに支えられ、SIGFOXは2010年に設立され、フランスのラベージュに本社を置く他、ドバイ、マドリッド、パリ、サンパウロ、シンガポール、東京にもオフィスを構えています。

UnaBiz社は、センサー製品のデザイン、製造、およびデータプラットフォームサービスを低消費電力広域ネットワーク(LPWA)技術(Sigfox、LTE-M、NB-IoT、LoRaなど)で提供する実績豊富な大規模IoTサービスプロバイダーです。UnaBiz社はスマートシティアプリケーション(スマートメータリング、施設管理、資産管理、資産追跡など)に重点を置き、人々と技術を結びつけることで、地球上の個人と組織がよりスマートでシンプル、かつ持続可能な生活を送ることを目指しています。「Less is More(少ないことが多い)」を信じるUnaBiz社は、グローバルなエコシステムの構築を通じて持続的な発展を支援しています。
(参考)UnaBiz appointed as new owner of Sigfox – Sigfox 0G Technolog

2022年2月 破産保護の申請

Sigfox社は、2022年2月にフランスで破産保護の申請を行い、管財・再生手続がトゥールーズの商事裁判所で開始されました。
<買収を提案している候補企業>
・Actility(フランスのIoT企業)
・Buffet Investment Services Consortium(南アフリカの投資ファンド)
・Greybull Capital LLP
・Heliot Europe Gmbh(中欧のSigfox事業者)
・Iwire Innovation Management Ltd(中東のSigfox事業者)
・UnaBiz(アジアのSigfox事業者)
・Oteis France(フランスのインフラ・コンサルティング&エンジニアリング企業)
・Sentiens(Sigfox の創業者で元 CEO の Ludovic le Moan が 2021 年に同設立したフランスの IT コンサルティング会社)
・Groupe Zekat(フランスの技術グループ)
(参考)Sigfox: Nine companies in running to buy IoT firm – DCD

2022年1月 経営難で管財人の管理下

「Sigfox」を開発したフランスのSigfox社は、2022年1月に経営難でフランスの裁判所によって管財人の管理下にあることが判明したとフランスの新聞社のLe Figaro(フィガロ)が公表しました。
(参考)Sigfox, promesse de la «French Tech», placée en redressement judiciaire

IoTBiz編集部

IoTBiz編集部

2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。

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