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IoT検定(一般ユーザー・プロフェッショナル)とは?内容や資格取得メリット、試験範囲、難易度、過去問など解説

IoT検定(一般ユーザー・プロフェッショナル)とは?内容や資格取得メリット、試験範囲、難易度、過去問など解説

2min

IoT検定(一般ユーザー・プロフェッショナル)について詳しく知りたいですか?本記事では、IoT検定の内容や資格取得メリット、試験範囲、難易度、過去問などを徹底解説します。

目次

IoT検定とは

まずは、IoT検定の概要について紹介します。

IoT検定の概要

概要
IoT検定は、複数の業界団体や企業、有識者で構成されたIoT検定準備委員会により、IoTに関わる知識やスキルを可視化して、より一層IoTを普及させることを目的として2018年10月から開始された民間資格です。

特徴
IoT検定は、技術的な視点だけでなく、マーケティング視点やサービス提供側の視点、ユーザーの視点など様々な視点から必要となるカテゴリ、スキル要件などを網羅し、それぞれの立場でIoTを企画・開発・利用するために必要な知識があることを認定します。

IoT検定の有効期限

IoT検定の有効期限は、全ての等級で有効期限がないため、一度取得すれば、その後は、ずっと有資格者として認定され続けます。

IoT検定の受験者数・合格率・難易度

IoT検定の受験者数・合格率
IoT検定の受検者数や合格率については、非公開になっています。

IoT検定の難易度
民間資格の「IoT検定」は、類似する国家資格として、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が主催する「エンデベットシステムスペシャリスト試験(ES)」よりも難易度は低いとされていますが、一般的にIoTビジネスやIoTエンジニアに関わる仕事をしていない人にとっては、かなり難易度が高い資格と言えます。

IoT検定の資格取得のメリット

IoT検定の資格取得の2つのメリットを紹介します。

IoTに関する幅広い知識が身に付く

1つ目のメリットは、「IoTに関する幅広い知識が身に付く」ということです。

IoTを扱うには、AIやビッグデータなどの最新テクノロジーを含む様々な技術の知識と経験が必要になります。また、IoTをビジネスに活用するためには、技術的な側面だけではなく、マーケティングの視点や様々な視点でIoTビジネスの全体を知る必要があります。そのため、IoT検定の取得に向けて網羅的に学ぶことは、IoTビジネスを行う全ての人にとってとても有益です。

IoT関連企業への転職や就職有効活用ができる

2つ目のメリットが「IoT関連企業の転職や就職有効活用ができる」ということです。

多くのWEB・IT企業だけでなく、世界中の様々な業界の企業がIoTやM2Mの導入や活用が進んでいます。そのため、すでに多くの企業でIoT技術者やIoT関連人材の需要が高まっています。また、2025年には日本のIoT市場規模が10兆円を超えるという予測もあり、さらにIoT人材の需要が高まることは明白です。

大学生にとっては新卒就活に、社会人にとっては転職や昇進などのキャリアアップのために活用することが可能です。

IoT検定の等級(ユーザー・コーディネータ・エンジニア・アーキテクト)

IoT検定の等級には、ユーザー・コーディネータ・エンジニア・アーキテクトの4つがありますが、実際に試験が実施されているのは、「ユーザー」と「コーディネータ」のみです。ここではそれぞれの等級の概要を紹介します。

【IoT一般ユーザー向け】IoT検定ユーザー試験パワー・ユーザー

正式名称
IoT検定ユーザー試験パワー・ユーザー

試験方法
CBT 三肢択一

試験時間
45分

出題総数
48問(8分野※6問)

求められるスキルレベル
・IoTに関する用語についての知識を有しており、IoTプロジェクトに関わる業務の内容を理解することができる。
・IoTに関する提案を理解することができ、顧客企業や社内のIoTプロジェクトに協力する事ができる。
・IoTシステムの企画を読み、その目的や効果を理解する事ができる。
・IoTプロジェクトを推進するにあたって、法律やセキュリティに関する基本的な知識を持ち、リスク管理の必要性を理解している。
・IoTプロジェクトで必要とするIoTデバイスに関してその概要や搭載されるセンサーについての用語知識を有している。
・IoTプロジェクトを進めるために必要なサービスやデータベースなどのソフトウェアからハードウェアまでの知識を持っており、それを採用する理由が理解できる。
・データ分析や機械学習に関する基本的な知識を持ち、その目的や特徴などを理解している。

評価方法
グレード制
・グレードA=正答率86 〜 100%
・グレードB=正答率76 〜 85%
・グレードC=正答率66 〜 75%
(グレードなし)

認定方法
試験終了後証明書(スコアレポート形式)が発行されます。

開催時期
通年受験可能

受験料金
8,800円(10%消費税込)

【IoTプロフェッショナル向け】IoT検定レベル1試験プロフェッショナル・コーディネータ

正式名称
IoT検定レベル1試験プロフェッショナル・コーディネータ

試験方法
CBT 四肢択一

試験時間
65分(アンケート5分)

出題総数
70問

求められるスキルレベル
・IoTに関する基本的知識を有しており、専門家の指導の下でIoTプロジェクトに関わる業務を遂行する事ができる。
・IoTに関する提案を作成でき、顧客企業や社内にIoTプロジェクトの実施を推進する事ができる。
・IoTシステムの企画を立案し、その目的や効果を顧客に説明する事ができる。
・IoTプロジェクトを推進するにあたって、法律やセキュリティに関する知識を持ち、リスク管理を行う事ができる。
・IoTによってプロジェクトの目的を実現するにあたって、調達もしくは開発しなければならないIoTデバイスに関して概要を説明する事ができ、搭載されるセンサーについて説明する事ができる。
・IoTによってプロジェクトの目的を実現するにあたって、低コストで迅速にプロジェクトを進めるためのサービスやソフトウェア、ハードウェアに関する知識を持っており、それを採用する理由を説明する事ができる。
・IoTプロジェクトにおいて全体設計を行うための知識を持っており、目的や環境に合わせて適切な通信方法やデータベースなどを選択し、その理由を説明する事ができる。
・データ分析や機械学習に関する基本的な知識を持ち合わせており、その目的や注意事項について説明する事ができる。

評価方法
合否(60%以上の正解で合格)

認定方法
合格者にはプロフェッショナル・コーディネータ認定証を発行

開催時期
通年受験可能

受験料金
11,000円(10%消費税込)

【IoTプロフェッショナル向け】IoT検定レベル2試験プロフェッショナル・エンジニア

2025年10月現在「IoT検定レベル2試験プロフェッショナル・エンジニア」の検定試験は実施されておりません。

【IoTプロフェッショナル向け】IoT検定レベル3試験プロフェッショナル・アーキテクト

2025年10月現在「IoT検定レベル3試験プロフェッショナル・アーキテクト」の検定試験は実施されておりません。

IoT検定の試験範囲

IoT検定の試験範囲は、等級(ユーザー・コーディネータ・エンジニア・アーキテクト)によって異なります。ここでは、それぞれの試験範囲を紹介します。

【IoT一般ユーザー向け】IoT検定ユーザー試験パワー・ユーザー

IoT全般
概要
・IoT全般に関係した用語を知っている。

戦略とマネジメント
企画・戦略
・IoTシステムの導⼊に関連したシステム戦略やマーケティングに関する用語を知っている。

プロジェクトマネジメント
・プロジェクトマネジメントに関係した用語を知っている。

人材育成と企業間連携
・人材育成と企業間連携に関係した用語を知っている。

産業システム
IoT関連の産業システム
・エネルギー、農業、交通などの産業で利用されるIoT関連のシステムに関する用語を知っている。

世界各国におけるIoTプロジェクトに関する知識
・世界各国で取り組まれているIoTや製造業に関するプロジェクトに関する用語を知っている。

標準化に関する知識
・標準化に関する知識に関係した用語を知っている。

法務通信関連の法律に関する知識
・法務通信関連の法律に関する知識に関係した用語を知っている。

製㐀および航空法等に関する知識 
・製造および航空法等に関する知識に関係した用語を知っている。

ライセンス、知的財産に関する知識
・ライセンス、知的財産に関する知識に関係した用語を知っている。

ネットワーク
データ送信プロトコル
・データ送信を行う場合に利用するプロトコルについての用語を知っている。

WAN(インターネット接続)
・WAN(インターネット接続)に関係した⽤語を知っている。

PANとセンサーネットワーク
・IoTデバイスから無線通信を使ってデータを送受信するプロトコルについての用語を知っている。

広域無線通信
・IoTデバイスを広域で無線接続するためのプロトコルについての用語を知っている。

デバイス
制御装置
・デバイス開発に用いるマイコンやシングルボードコンピュータなどについて基本的な用語を知っている。

電子工学
・センサやモータなどを利用するための電子回路についての用語を知っている。

センサ技術
・データを得るセンサについて基本的な用語を知っている。 

スマートフォンなど
・IoTにおけるスマートフォンの活⽤や、関連するデバイスについて基本的な用語を知っている。

プラットフォーム
クラウド
・IoTプラットフォームで利⽤するクラウドについて基本的な用語を知っている。

分散処理
・Hadoopなどの分析処理システムについて基本的な⽤語を知っている。

データ処理
・データ処理に関係した用語を知っている。

データ分析
データベースに関する知識
・IoTで利⽤するリレーショナルデータベースおよびNoSQLデータベースとビッグデータについて基本的な用語を知っている。

機械学習および人工知能に関する知識
・機械学習やIoTでデータを分析する際に用いられるアルゴリズムについて基本的な用語を知っている。

セキュリティ
暗号化
・データ送信に関して暗号化を行うための仕組みについて基本的な用語を知っている。

攻撃対策
・攻撃対策に関係した用語を知っている。

認証技術
・IoTデバイスなどに対する不正アクセスやなりすましを防ぐために行うべき認証技術に関する用語を知っている。

監視・運用
・IoTプラットフォームやデバイスを安全に管理運⽤を⾏うために用語を知っている。

詳細は、こちらをご覧ください。

【IoTプロフェッショナル向け】IoT検定レベル1試験プロフェッショナル・コーディネータ

戦略とマネジメント
・企画・戦略 IoTシステムの導入を企画・推進するにあたって必要となる戦略に関する知識や、マーケティングに関する知識を有している。

プロジェクトマネジメント
IoTプロジェクトを円滑に進めるために必要なマネジメントに関する知識や、品質管理、IoT関連の補助金
などの知識を有している。

人材育成と企業間連携
・IoTプロジェクトを推進するための人材育成や企業間連携に関する知識を有している。

産業システム
IoT関連の産業システム
エネルギー、農業、交通などの産業で利用されるIoT関連のシステムについて概要を理解して説明する事ができる。

世界各国におけるIoTプロジェクトに関する知識
・世界各国で取り組まれているIoTや製造業に関するプロジェクトについて概要を理解している。

標準化に関する知識
・世界各国の標準化団体などが規定しているIoTに関連する規定について概要を理解しており、どのような技術に関するものかやその目的について説明することができる。

法務
通信関連の法律に関する知識
・日本国内において無線通信を行うデバイスを利用するもしくは開発するために必要な認可について理解している。
・世界各国において、無線通信を行うために必要な認可について理解している。

製造および航空法等に関する知識
・ドローン飛行、プライバシー保護などIoTを導入するにあたって気をつけるべき法律について理解している。
・IoTに関する製品を開発および販売した場合に取得すべき認可や、他者のデバイスを製品に組み込んだ場合の製造者責任などに関する製造関連の法律を理解している。

ライセンス、知的財産に関する知識
・オープンソースソフトウェアおよびオープンソースハードウェアを利用するにあたって守るべきライセンスに関して理解をしている。
・オープンデータなど無料で活用できるコンテンツを利用する際に注意すべき事項について理解している。

ネットワーク
データ送信プロトコル
・データ送信を行う場合に利用するプロトコルについて、概要と特性を理解している。

WAN(インターネット接続)およびLAN
・IoTデバイスをインターネットに接続させる場合の通信方式やネットワーク構成について選択肢をあげることができ、それぞれの特性について理解をしている。

PAN(Personal Area Network)
・IoTデバイスから無線通信を使ってデータの送受信を行う場合に考えられる通信方式やプロトコル、またはIoTデバイス同士が近距離通信を行う方式やプロトコルをあげることができ、それぞれの特性について理解をしている。

デバイス
制御装置
・デバイス開発で利用できる小型制御装置について、特徴やメリットについて説明ができる。
・マイコンやシングルボードコンピュータの違いやそれぞれの特性について理解をしている。

電子工学
・センサから情報を取得するためのセンサ回路を開発するにあたって必要な電子部品の特性や用途に関する知識を有している。

センサ技術
・IoTで目的とするデータを得るために活用できるセンサに関する基本的な知識を有しており、その特性や注意事項について説明する事ができる。

スマートフォン
・IoTにおいてスマートフォンを活用するにあたって、その特徴や注意事項について説明する事ができる。

プラットフォーム
クラウド
・IoTプラットフォームをクラウド上に構築する際のメリットと注意事項について説明ができる。

分散処理
・データの分析処理を複数のコンピュータで同時に行うための分散処理システムのしくみや概要に関する知識を有している。

データ処理
・プログラムを使ってデータ処理を行うための開発に関する概要について理解をしている。

データ分析
データベースに関する知識
・IoTで利用するリレーショナルデータベースおよびNoSQLデータベースに関する概要について説明できる。
・NoSQLデータベースの種類について説明する事ができ、それぞれの特徴について理解をしている。

機械学習および人工知能に関する知識
・機械学習に関する概要を理解し、IoTでデータを分析する際に用いられる有名なアルゴリズムについて、その利用目的と概要を説明できる。

セキュリティ
暗号化
・データ送信に関して暗号化を行うための仕組みや注意点について知識を有している。

攻撃対策
・外部からのシステムやIoTデバイスへの攻撃の種類および対策に関する知識を有している。

認証技術
・IoTデバイスなどに対する不正アクセスやなりすましを防ぐために行うべき認証技術に関する知識を有している。

監視・運用
・IoTプラットフォームやデバイスを安全に管理運用を行うために必要な知識を有している。

詳細は、こちらをご覧ください。

IoT検定の公式テキスト・過去問・対策講座

IoT検定の公式テキストや過去問、対策講座について紹介します。

【公式】図解即戦力 IoTのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

書籍名
図解即戦力 IoTのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

目次
・第1章 IoT概要
・第2章 戦略とマネジメント
・第3章 産業システム
・第4章 ネットワーク
・第5章 デバイス
・第6章 プラットフォーム
・第7章 データ分析
・第8章 セキュリティ

発行日
2020年2月25日

著者
IoT検定ユーザー教育推進ワーキンググループ

Amazonリンク
https://www.amazon.co.jp/dp/4297111799/

【公式】IoTの全てを網羅した決定版 IoTの教科書

書籍名
IoTの全てを網羅した決定版 IoTの教科書

目次
・第1章「戦略とマネジメント」
・第2章「産業システム」
・第3章「法律」
・第4章「ネットワーク」
・第5章「デバイス」
・第6章「プラットフォーム」
・第7章「データ分析」
・第8章「セキュリティー」

発行日
2017年8月11日

著者
伊本 貴士、末石 吾朗、江崎 寛康、森 崇人、中山 祐輝、林 憲明

Amazonリンク
https://www.amazon.co.jp//dp/4822259471/

【公式】問題を解いて実力をチェック IoTの問題集

書籍名
問題を解いて実力をチェック IoTの問題集

目次
・第1章「戦略とマネジメント」
・第2章「産業システム」
・第3章「法律」
・第4章「ネットワーク」
・第5章「デバイス」
・第6章「プラットフォーム」
・第7章「データ分析」
・第8章「セキュリティー」

発行日
2017年8月11日

著者
伊本 貴士、末石 吾朗、江崎 寛康、森 崇人、中山 祐輝、林 憲明

Amazonリンク
https://www.amazon.co.jp/dp/4822256154/

IoT検定の試験の申し込み方法

申し込みから試験当日までの流れ

①試験申込サイトより申込みしてください。
http://it.prometric-jp.com/reserve/index.html
②受験料をお振込みください。(申込後の自動返信メールにて振込案内)
③受験票がメールにて送られます。
④試験日当日、申込の受験会場にて受験してください。
試験結果は試験終了後すぐ確認できます。合格者には受験月の翌月、合格証が発行されます。

IoT検定とIoTシステム技術検定の違い

IoT検定と同様に、IoTに関する民間資格としてMCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)が主催する「IoTシステム技術検定」という検定があります。

IoTシステム技術検定とは

「IoTシステム技術検定」について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
『IoTシステム技術検定(基礎・中級・上級)とは?内容や資格取得メリット、試験範囲、難易度、過去問など解説』

IoT検定とIoTシステム技術検定の違い

1.実施形態と受けやすさの違い
・IoT検定(PU/PC):通年CBT(Prometric会場)。思い立ったら最短で予約→受験→その場で結果が分かるため、学習~受験のサイクルを短く回せます。
・IoTシステム技術検定(基礎/中級/上級):回次×期間での開催。基礎・中級はCBTですが開催期間が決まっており、上級は「事前講義+論述(近年は試験CBT化)」の回次開催。計画的に準備・申込が必要です。

2.出題の“幅”と“深さ”の違い
・IoT検定:横断知識の網羅性が主眼。PUは「正しい用語理解と全体像」、PCは「選択肢の比較・説明力」を問う作り。実装詳細は深掘りし過ぎず、俯瞰と意思決定の視点が中心です。
・IoTシステム技術検定:同じ横断領域でも、設計・構築寄りの具体度が一段上。中級はアーキテクチャ・通信選定・セキュリティ設計・運用設計など“現場で図面を引く”視点が増え、上級は企画~提案~論述で筋の通った設計思想まで試されます。

IoTBiz編集部

IoTBiz編集部

2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。

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