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VR(仮想現実)の仕組みとは?VR活用シーン9例を紹介

VR(仮想現実)の仕組みとは?VR活用シーン9例を紹介

2min

VR(仮想現実)の仕組みについて詳しく知りたいですか?本記事では、VRの仕組みやARとの違い、VR活用事例を紹介していきます。

目次

市場拡大が著しい「VR」とは?仕組み・ARとの違いを簡単に解説

「VR」とは創出した映像等を利用者に現実のように体感させる技術

VRとは、「Virtual Reality(バーチャル リアリティー)」の略語です。日本語では、仮想現実や人工現実感と訳します。

VRゴーグルを着用することで世界に入り込み、リアルな体験ができるところが大きな魅力です。例えば、ゲームの中に入り込んでプレイをする、家に居ながら臨場感のあるスポーツ観戦をするなど、現実的にはできないことをリアルに体験できます。

VRには参加型と視聴型の2つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

参加型 視聴型
映像内を動き回り触れる、動かすなどの動作ができる 流れている映像を視聴する(方向変換は可能)

VRでリアルな体感ができる仕組みとは?

VRの仕組みを理解するには、両眼視差とトラッキング技術が欠かせません。ここでは、2つの仕組みを解説していきます。

立体的に見える仕組みは人間の「目」と「脳」の処理を利用している
VRの仕組みのカギを握るのは、両眼視差です。視力検査を行う際、左目と右目を交互に閉じて片方の目だけで物を見ます。このときに、若干のズレを感じたことはないでしょうか。

このズレを、両眼視差といいます。左右の目では、それぞれ見ている景色が少しずつ異なります。VR専用ゴーグルでは両眼視差を活用して、左目と右目で別々の映像を流しています。その結果、脳は映像を立体的に処理して、目の前にあるような映像となるのです。

そこにいるかのような感覚は「トラッキング技術」の賜物
両眼視差のほかにVRに必要なのは、トラッキング技術です。トラッキング技術は、頭や手、身体等人の動きを感知して追尾する技術のことです。

VRで使用されている主なトラッキング技術には、下記の3種類があります。
VRに使用されているトラッキング技術の種類

ヘッドトラッキング ポジショントラッキング アイトラッキング
頭部に設置されているセンサーで頭の動きを感知する 頭部に設置されているセンサーで頭部のみならず体全体の動きを感知する VRゴーグル内部のセンサーが目の動きや焦点を感知する

例えば、ヘッドトラッキングは、頭の動きを感知する技術です。頭の動きを追尾することで、360°どこを向いても映像がずれることなくリアルな体験ができます。

ARとの違い|VRは人を仮想現実に没入させる・ARは現実に仮想現実を付け足す

ARとは、「Augmented Reality(オーグメンテッド リアリティー)」の略語です。日本語では、拡張現実と訳します。

VRは利用者に、仮想現実の映像を見せる技術です。対して、ARは利用者の現実世界に映像を拡張することを指します。VRは仮想空間のみを対象としますが、ARは現実と仮想を共存させる設計をしているところが大きな違いです。

ARは、アプリケーションに活用されています。例えば、スマートフォンのカメラ画面に移った人物に対して、立体的なアニメーション映像を反映させる機能もそのうちの1つです。

VRの技術でできること・幅広い活用シーンから9つを紹介

開発当時のVR技術は聴覚や視覚に訴えかけるものが基本でしたが、最近では専用デバイスと連動し熱や傷みを再現できるVRも登場しています。ここからはVRの具体的な活用シーンを紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

1. エンターテイメント×VR

ゲームや音楽、映画などのエンターテイメントはVRと相性がよく、幅広いシーンで活用されています。VRゴーグルを付けながらゲームを行うことで、自身がゲーム内に入り込んだような緊迫感を味わいながらゲームをプレーできます。テーマパークにおいてはVRで立体的な映像を体験しつつ乗り物に乗ることで、アニメや映画の主人公目線で楽しめるアトラクションが登場しています。

2. スポーツ×VR

スポーツ分野では、観戦や体験、トレーニングなどにVRが活用されています。

VRを活用したスポーツ観戦は、自宅にいながらも臨場感のある雰囲気を楽しめます。ドームや球場まで足を運ばなくても、スポーツ観戦を身近に感じられるところが大きな魅力です。プロ野球では、トレーニング時にVRを導入しているケースもあります。相手投手の映像を観ながらトレーニングをすることで、実践でのパフォーマンスを高めることが可能です。

また、VRの映像上であれば天候に左右されることなくトレーニングができるため、限られた時間を有効活用できます。

3. 医療×VR

医療業界では現実的には実現が難しいことをリアルに体験できるという側面から、VRが有効活用されています。

医療業界では、主に下記のような活用事例があります。
・手術のシミュレーション
・トレーニングやリハビリのサポート
・遠隔医療への応用

例えば、難易度が高い手術のシミュレーションをVRを活用して実施し、手術の成功率の向上へとつなげています。

4. 広告×VR

広告で効果を出すには、ユーザーに大きなインパクトを与えることが重要です。VRを活用すると他の差別化と差別化でき、訴求力や購買意欲を向上させることができます。

例えば、自転車ブランドではVRを使いドラマ広告を作成して話題となりました。アウトドアブランドのポップアップストアではVRを活用したリアルなアウトドア体験を行い、集客へとつなげた事例もあります。

このように、広告にVRを取り入れることでCXの向上や自社のブランディングに役立てることか可能です。

5. 教育×VR


教育でVRが導入されている事例としては、次のようなものがあります。
・社会科見学
・実験
・避難訓練
・教材との併用

従来の社会科見学では、移動に伴う費用が発生するため主に近場への見学となっていました。しかし、VRを活用することで、国内だけでなく国外の世界遺産などをリアルな映像で見れるようになりました。

また、科学の実験でもVRは活用されています。従来は、生徒への危険が伴う実験はできませんでしたが、VRを使うことで授業では伝えきれなかった危険な点も明確に伝えられるようになりました。

6. 観光×VR

観光業界は、VRのリアルな映像を映し出される強みを有効活用できます。例えば、観光スポットや歴史的な施設などをVRの映像で提供することで、実際に訪れてみたい顧客の獲得へとつながります。日本政府観光局では、欧州15カ国を対象に「360°VR JAPAN」というVRコンテンツを提供しています。東京や京都など日本各地の観光名所をVRで見ることが可能です。

7. 不動産×VR

不動産業界におけるVRの主な活用例は、再現と内見があります。VRを活用することで、建築前に部屋の内装や外装、色などのイメージを再現できます。その結果、より理想に近い家が検討できるでしょう。また、VRを活用すれば家具の設置イメージもしやすくなります。事前にどのような配置が好ましいかシミュレーションすることで、引越し後のミスマッチを減らせます。

8. 研修・訓練×VR

研修や訓練のシーンは先述した手術前のシミュレーションのほかにも、建設業や製造業の現場作業員に対しても活用されています。建設業のように危険が伴う現場では、事故につながる可能性のあるシーンが数多くあります。事前にシミュレーションを行うことで、リスクや危険を把握したうえで作業ができるでしょう。

また、製造業のようなライン作業では、1つの工程でエラーが発生すると他の工程にも影響が出ます。VRを使い事前に作業内容や手順を体験し、トラブルや実際の作業に備えることが可能です。

9. メタバース×VR

メタバースとは、インターネット上に作られた仮想空間のことです。

VRとの主な違いは「VR」が仮想空間を体験させる技術であるのに対して「メタバース」は空間そのものを指します。VRとメタバースの組合せの例として挙げられるのがゲームです。メタバースで作り出した仮想空間をVRで体験できます。

また、メタバースで作り出した世界に複数のプレイヤーが同時にログインすることで、仮想空間上でのコミュニケーションも可能です。

VRを利用するために必要なVRゴーグルは主に3種類

VRを活用するためには、基本的にゴーグルが必要です。ゴーグルの種類はスマホ用とPC用、スタンドアローンタイプの3つありますので、それぞれ特徴をご紹介していきます。

VRゴーグル1|スマホ用

スマホ用はその名の通り、スマートフォンの画面を使ってVR体験できるものです。

VRゴーグルの枠にスマートフォンをセットして使用します。機能がシンプルなので初心者でも扱いやすく、手軽にVRを体験できるところが大きな魅力です。一方で、スマートフォン操作をする際は、逐一取り外す必要があります。また、スマートフォンでVRを楽しむにはジャイロセンサーの搭載が必須なので、スマートフォンを確認してから購入するようにしましょう。

VRゴーグル2|PC用

PC用は、パソコンに接続して使用するタイプです。

VRの映像処理をパソコン経由で行うため、パソコンのスペック次第でよりリアルなVR体験が可能です。PC用はゲーム機と連動しているタイプも多く、よりゲームに没頭できる性能や機能が備わっています。一方で、VRのクオリティが高い分、そのスペックに耐えられる周辺機器の用意も必要となるでしょう。

VRゴーグル3|スタンドアローンタイプ

最後に、本体のみでVRを体験できるスタンドアローンタイプです。

先ほどのスマホ用やPC用ではディスプレイが必要でしたが、スタンドアローンタイプは本体がディスプレイの機能を担っています。他の機器との接続や連携が必要ないので、より自由に動いてVRを満喫できるところが特徴です。

VRのこれまでの歴史と、これからの将来性

VRはさまざまなシーンで活用されており、多くのメリットを与えています。しかし、今後の需要が気になるところです。ここからは、VRの歴史を踏まえてたうえで将来性について解説していきます。

VRの歴史は1960年代から|意外に長い軌跡

VRの歴史を辿ると、実は1960年代からVRの概念が出始めています。

1990年代にはVRの技術を組み込んだゲームが発売されますが、当時の映像技術では追いつかず、画質の粗さやコストが高いという理由から主流にはなりませんでした。

徐々に映像技術が進化したことで、2012年にVR用のディスプレイが発表されました。

その後もVR技術は発展を続け、2016年には家庭用のゲーム機やパソコン用のVRシステムなどが開発されたのです。その結果、2106年はVRが大いに盛り上がり「VR元年」と呼ばれるようになりました。

VRの現在の普及状況は拡大傾向

VRやARの技術が発展を続けている中、今後も需要が増え続けると予想されています。また、その需要は日本国内だけではなく、世界中でも増えるとされており、2020年から2030年までの間で約31%もの成長が予想されています。

また、総務省が公表している『令和3年情報通信白書』によると、世界のAR・VR市場規模は、2020年から拡大し続ける予測が出ています。

世界のAR・VR市場規模

(参考)総務省「令和3年情報通信白書のポイント|デジタルで支える暮らしと経済」

この2つの理由から、VRの市場は国内外問わず拡大していくと考えられるでしょう。

VRのこれから|将来性は大いにある

先述したように、VRの需要はこれから大きく伸びると予想されており需要だけではなく技術の発展も予想されています。

中でも、当初のVRでは主に聴覚や視覚に刺激を与えて行うVRの技術でした。それに加えて味覚や嗅覚にも刺激を与える技術が発展しており、さらに幅広い分野で活躍が期待されているのです。

また、VR技術の発展によって、気軽に家庭でもVRを活用して楽しめるような経験も実現可能となるでしょう。

まとめ

今回は、注目が集まっているVRの仕組みや活用シーンについてご紹介しました。

VR(仮想現実)は、参加型と視聴型の2つの種類があり、両眼視差とトラッキング技術を活用してリアルな体感を実現します。AR(拡張現実)との違いは、VRが仮想現実に没入させるのに対し、ARは現実に仮想現実を付け足すこと。

VRはエンターテイメントやスポーツ観戦、医療のシミュレーション、広告、教育、観光、不動産の内見、研修・訓練、メタバースの活用など多岐にわたります。ゲームや映画の世界に没入したり、医療現場で訓練を受けたり、観光地をリアルに体験したりすることが可能です。

VRゴーグルにはスマホ用、PC用、スタンドアローンタイプの3種類があり、それぞれ特徴があります。

VRの歴史は1960年代から始まり、最近では映像技術の進化により普及が進んでいます。今後も需要は拡大し、AR・VR市場規模は増加傾向であり、技術の発展によりより幅広い分野での活用が期待されます。将来性は非常に高いとされています。

IoTBiz編集部

IoTBiz編集部

2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。

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