IoTメディアのロゴ

ビジネスを加速させるIoTメディア。

Top
記事一覧

IOTの具体的な活用事例や身近な例をわかりやすく紹介

IOTの具体的な活用事例や身近な例をわかりやすく紹介

2min

IoTっていう単語は聞いたことがあるけど実際に何に使われているのかわからない!といった方のためにIoTが身近に使われている具体的な例やそのメリットについて詳しく紹介します。

目次

IoTとは

IoTは(Internet of Things)の略称で、日本語ではモノのインターネットとも呼ばれています。

IoTは従来のコンピューターやサーバー同士の通信ネットワークに接続されていなかった様々なモノをインターネットに繋げるようにする技術を指します。具体的には様々な場所にセンサー等を設置し通信することで遠隔操作やデータの収集を行います。家の家電を一括管理するスマートホームや工場での異常を検知するセンサーに代表されるように、人々の暮らしをより便利に安全にすると考えられます。

IoTとM2Mの違い

IoTとよく似た言葉としてM2M(Machine to Machine)と呼ばれる用語があります。M2MもIoTと同じくモノが通信を行う技術ですが、IoTがモノとインターネットをつなぐものであるのに対して、M2Mはモノとモノ同士をつなぐ技術であり機器同士の連携を行う技術でインターネットへの接続はM2Mの要件にはふくまれません。主に工場等での機器同士の自律的な連携機構といったものの事を指します。

IoTでできるようになること

1.データの継続収集

IoTを活用すれば必要な観測データをリアルタイムで収集できます。単に計測器を設置する場合と比べて機器がオンラインで接続されるため設置場所までデータを確認する必要がありません。また、逆に更新情報を計測器に送信しパラメータを遠隔で変更する事も可能です。

2.異常検知

IoTはデータの異常検知にも優れています。24時間継続的なデータ収集が可能であるため、異常値が発生した際にすぐに検知しインターネットを通じ利用者に通知できます。そのため、工場等の管理業務で活躍しています。

3.遠隔操作

IoT機器は通信機能を備えているため電波を発して他の機器に指示を送る事や、指示を受ける事に長けています。例えば遠隔で車のドアを開けることや遠隔で家電の電源をつけるといったことが可能です。傍にいなくても操作できるのはインターネットでつながるIoTの特徴と言えます。

IoTの問題点

IoTには問題点もあります。以下にいくつか紹介します。

IoTの問題点

1.使用に適切な知識が必要

IoTを完全に使いこなすには高度なIT知識が必要とされています。特に企業でのIoT導入では、必要性を感じていても適切な人材の不足から導入が遅れるケースがあります。

2.サイバー攻撃の危険

IoT機器はインターネットに接続し遠隔で操作するため、インターネットからのサイバー攻撃を受けるリスクがあります。IoT機器を安全に保つにはセキュリティ機器の準備だけでなく、人的ミスの防止が重要です。実際に情報漏洩の原因の半分程度が人的ミスだといわれています。社員が誤った操作を行わないよう徹底したセキュリティ研修を行う必要があります。

3.通信・電力トラブル

IoT機器の稼働には通信環境と電力供給の両方が不可欠です。通信・電力分野ではしばしば障害やトラブルが発生するため、トラブルの防止や発生後の適切な対応が求められます。

IoTの活用事例

ここでは、IoTのビジネス分野での活用事例をそれぞれ確認していきます。

医療分野でのIoTの活用事例

医療分野では以下のような事例でIoTが活用されています。

・医療機器の保守

IoTは各種精密機械の異常を検知することに非常に適しています。従来は専門の技師が定期的に検査する必要があるところを、各種センサーを取り付けデータをリアルタイムに監視することで検査の必要回数を減らしコストカットにもつなげることができます。

・遠隔診療

遠隔診療は現在まだ主流ではありませんが今後IoTによってより実用化されていくと考えられています。AIが自動で回答する遠隔問診は初期対応を効率化し、不要な来院を防ぐことにもつながります。また、遠隔手術マシンでは医師が移動せずとも遠隔地の患者の手術が行えるため優秀な医師がより多くの患者を診ることができるようになります。

・医療ウェアラブルデバイス

患者にウェアラブルデバイスを装着すれば、リアルタイムに脈拍や体温といった情報を捕捉することができ、患者の異常にいち早く気づくことができます。また、識別情報付きリストバンドは患者の識別や、投与予定の点滴の種類などを瞬時に判別でき、医療ミスを防ぎます。確認作業が早くなるため人手不足にも貢献します。

物流分野でのIoTの活用事例

物流文化ではすでに多くの部分でIoTが導入されています。現在活用されている事例としては、次のようなものがあります。

・RFIDでの在庫管理

各商品をRFIDでのタグで管理することで目的の商品の在庫管理の効率化や、目的の商品の探索時間の短縮管理が可能になります。RFID(Radio Frequency Identification)とは、電波でスキャンすることができるタグで、複数のタグを同時にスキャンできる為素早いのが特徴です。

・倉庫内の温度管理

温度の管理はIoTの特に得意な分野の1つです。倉庫内の温度をIoTデバイスで管理することで、急な温度の変化も検知し対応できます。また、長期間収集したデータはビッグデータとしてその後の運営に活かせます。

製造分野でのIoTの活用事例

製造分野ではすでに多くの場面でIoTが活用されています。代表的なものをいくつか紹介します。

・工場での包括的なデータ取集

IoTセンサーを導入すれば各工程の稼働状況を一目で確認することができます。従来各製造プロセスごとに管理していた進捗を、まとめて確認できるようになるためどこで問題が発生しているかも一目瞭然です。

・機械の監視業務の負担軽減

従来は機械を稼働させる間、作業員が継続的に機械の傍で状況を監視する必要がありました。IoTデバイスを導入すれば機械の管理の大部分を自動で行うことができる上、夜間に異常があった際もすぐに通知されるため非常時の対応も迅速に行うことができます。

農業分野でのIoTの活用事例

農業分野でIoTを活用する分野は他のロボットやAI分野と合わせてスマート農業と呼ばれています。スマート農業の活用事例を以下に紹介します。x

・ドローンやロボットによる農作業

ドローンを活用すれば空から自動で決められたルートに従って農薬散布や畑の撮影が可能です。他にもロボットトラクターを活用すれば種まきや収穫も自動で行えます。このようなスマート農業とよばれるシステムを活用すれば半自動的に農作業を行えるため、近年問題となっている農業分野の高齢化や人手不足の解決策の1つになると考えられます。

・ビッグデータの活用

IoTセンサーを設置し毎日の農場の各種データを計測すれば、どのパラメータが作物の収量に関わっているかが明らかになり、今後の作物の収穫量の予測が可能になります。作物の異常への対応や収穫量アップにはビッグデータは非常に重要です。

スマート農業・農業でのIoT活用についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください

【スマート農業】DX化の進む農業でのIoTの活用事例や製品を紹介

漁業分野でのIoTの活用事例

漁業分野でのIoTの活用はスマート漁業とよばれ、これまで漁師の勘に頼っていた部分をデータで補えるため、属人化の解消や後継者問題の解決につながると考えられます。ここではスマート漁業の活用事例を2点紹介します。

・スマートブイによる海洋データ収集

ブイに海水の状況を確認するセンサーやカメラを取り付けることで、漁場の状況をデータ収集できます。収集したデータから該当地域での漁獲量を予測することで、期待値の高いエリアに絞って漁が可能になり効率アップが見込めます。

・ドローンやセンサーによる養殖場の監視

ドローンやセンサーを活用すれば赤潮や急激な水温の変化といった養殖魚の生育に関わるトラブルをいち早く察知し迅速に対応が可能です。

スマート漁業・漁業のiot活用についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。

【スマート漁業】DX化の進む水産業・漁業でのIoTの活用事例や製品を紹介

交通分野でのIoTの活用事例

交通分野でもすでにIoTの活用が進んでいます。以下に交通分野でのIoTの活用事例を紹介します。

・デジタルサイネージ

バスや電車の広告をデジタルサイネージに置き換え、インターネットと接続することでリアルタイムに広告を変更することが可能です。また、事故や遅延が発生したときに素早く表示することで乗客の混乱を防ぐことができます。

・安全運転、事故防止システム

車の周りをセンサーで検知し、危険な接近物等を検知し知らせることで運転者の安全を守ることができます。また、近年では自動でブレーキをかけるシステムも開発されています。

・自動運転

現在注目されている自動運転でもIoTの技術が活用されています。周囲の状況をセンサーやカメラで把握することが、自動運転では特に重要とされています。また、車両同士がインターネットを通して相互に通信することでお互いの位置を把握し衝突を避けることも可能になります。

IoTの身近な事例

ここからはIoTが身近な生活の中で実際に使われている例を紹介します。IoTは社会で広く使用されている為気づいていなかっただけで実はもう使っているという方もいるかもしれません。

スマートホーム

スマートホームとは、家庭内の電化製品や住宅設備をインターネットでつなぐことで、便利で快適な生活を実現する住宅や暮らしのことを指します。スマートホームの具体的な身近な事例を紹介します。

・家電のインターネット接続

家庭内の家電をIoTでインターネット接続することで、席から動かずに他の部屋の電気やエアコンをON/OFFしたり、外出先から切り忘れたエアコンを切るといったことが可能になります。外出先からエアコンをつけておけば帰宅後すぐから快適な室温で過ごすことができます。また、必要な時だけ付けるので電気代の節約になります。

・リモート監視

家の中にカメラを設置しておくことで、幼児やペットの状況をリアルタイムで確認できます。家の外からでも確認できるので外出の際にも不安なく外出できるようになります。

・防犯

防犯カメラやインターホンも同様にスマートホームにできます。あらかじめインターネット接続しておくことで、リアルタイムでの確認のほかインターホンを押した時の録画を後から見返すこともでき、犯罪に巻き込まれるリスクを最小限に抑えることができます。

スマートホームについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご確認ください。

スマートホームとは?特徴やできること、メリット・デメリットをわかりやすく簡単に解説

スマートキー

スマートキーとは車を遠隔で開けることができるIoT技術搭載型の車のカギのことを指します。スマートキーでできることは以下の通りです。

・ドア鍵のロック/オープン

・エンジンのスタート/ストップ

・ドアの自動オープン/クローズ

スマートキーから微弱な電波が発せられることで遠隔での操作を実現しています。スマートキーを使用すれば直接鍵を挿す必要がなく開け閉めの時間を短縮できます。また、車のドアに鍵穴を付ける必要がなくなるため、ピッキングのリスクも低減できます。

スマートキーについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご確認ください。

車のスマートキーとは?仕組みやメリット、キーレスとの違いを紹介|IoTBiz

スマートモビリティ

スマートモビリティは各種通信技術やAIを総合して、交通や移動の分野をより安全で便利にするものの総称を指します。スマートモビリティには上に紹介した自動運転技術も含まれます。そのほかにも目的地や人数を予約できるオンデマンドバスやカーシェアリングサービスもあります。

スマートモビリティについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください

スマートモビリティとは?意味や特徴、メリット、事例を紹介 

 

スマートアラーム

スマートアラームはスマートフォンに内蔵されているセンサーを活用して睡眠中の体の動きを観測して、睡眠状態を推測する最新型のアラームです。

心拍数や呼吸・いびきの音を確認し睡眠の状態を確認します。スマートアラームは睡眠の状態を把握したうえでアラームを鳴らすことができるので、睡眠のちょうど良いタイミングで起きることができます。また睡眠中の記録を確認すれば睡眠の質を把握し今後の改善につなげることもできます。

スマートアラームについてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご確認ください

スマートアラームとは?特徴やメリット、おすすめアプリを紹介|IoTBiz

スマートストア

スマートストアは、「IoT・AI技術によって運営効率化を図る店舗」と定義されています。無人で購入できる無人レジや、完全無人の無人店舗等が該当します。

顧客が選んだ商品をセンサーやカメラで自動で認識することでレジでスキャンすることなく合計金額を算出し、顧客はタッチパネルから決済を行うだけで全てが完了します。スマートストアを導入すれば店員不足の解消や、人的ミスの削減といったことが期待できます。

スマートストアについてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご確認ください

スマートストアとは?特徴やメリット、日本国内・海外事例を紹介

スマートメーター

スマートメーターとは、電力使用量をデジタルで計測する電力量計を指します。測定した消費量はインターネットを通じて送信されるので、電力会社が検針を行う必要がなくなりコストカットになる他、利用者もスマート家電と連動させてスマホアプリ上から使用量を確認できるのでどこでどれくらい使っているかを一目で確認することができ、急な使用量の増加にも気づくことができます。

スマートメーターについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。

スマートメーターとは?特徴やメリット・デメリット、仕組み、見方を解説|IoTBiz

まとめ

IoTは身近なところで活用が進んできています。導入には知識が必要なものも多いですが、活用できると日々の生活を非常に便利なものにできるため、是非一度使ってみてください。

IoTBiz編集部

IoTBiz編集部

IoTBiz編集部は、京都の通信事業者・株式会社CoeNovaが運営するIoT・通信・AI専門メディアの編集チームです。CoeNovaは2015年から、訪日旅行者向けSIMや民泊向けWi-Fi、IoT向け回線などの通信サービスを自社で提供しています。その運用で得た知見をもとに、Wi-Fiの接続トラブル、SIM・モバイル回線、生成AIの業務活用まで、法人・個人の「困った」を解決する情報をお届けしています。

IoT/M2M向けSIMについて
お問い合わせ

IoT/M2M向けSIMについてご興味が
ある方はお問い合わせください。

問い合わせする
iot_banner

関連記事

ChatGPTの解約方法!スマホ・PC別の手順と返金・注意点 

ChatGPTを解約する前に押さえておきたい基本ルール ChatGPTの有料プランは、購入したプラットフォームでしか解約できません。chatgpt.comで契約したならChatGPTの設定画面、iPhoneで契約したなら […]

2026-10-08

3min

IoT SIMの料金相場|月額・初期費用の目安と総額で比較する方法

IoT SIMの料金相場と、最安表記をそのまま比べてはいけない理由 IoT SIMの料金は、センサーや決済端末など月10MB〜500MB程度の小容量用途では、1回線あたり月額100円台〜500円台の例があります。一方、1 […]

2026-09-30

3min

IoT SIMとは?スマホ用SIMとの違い・種類・料金の考え方と選び方を解説

IoT SIMはIoT機器の通信条件に合わせて設計されたSIM IoT SIMとは、IoT機器をモバイル回線につなぐために利用されるSIMや、その通信サービスの総称です。スマートフォン向けSIMと基本的な役割は共通してい […]

2026-09-29

3min

有線LANが繋がらないのに無線は繋がる原因と対処法|切り分け手順を解説

無線が繋がるなら、まず有線側を切り分ける 同じルーター経由のWi-Fiでスマートフォンやノートパソコンがインターネットを使えているなら、少なくともそのWi-Fi端末からインターネットまでの経路は動作しています。そのため、 […]

2026-09-29

3min

Claude Opus 5.5とは?性能・料金・Opus 5やFable 5.1との違いを解説

Claude Opus 5.5の概要 Claude Opus 5.5は、Anthropicが2026年9月22日に公開した「Claude 5.5」ファミリーの最初のモデルです。同社は、ほとんどの作業で上位モデルのClau […]

2026-09-25

3min