IoTメディアのロゴ

ビジネスを加速させるIoTメディア。

Top
記事一覧

【モルフォ】画像のブレやピンボケをAIで除去!鮮鋭化する技術『Morpho Deep Deblur™』提供開始

【モルフォ】画像のブレやピンボケをAIで除去!鮮鋭化する技術『Morpho Deep Deblur™』提供開始

2min

この記事では、株式会社モルフォが提供を開始した、AIを活用して画像に発生する様々な種類のブラー(ブレ、ボケている部分)を除去し、鮮鋭化する技術『Morpho Deep Deblur™』について紹介しています。

目次

株式会社モルフォは、AIを活用して画像に発生する様々な種類のブラー(ブレ、ボケている部分)を除去し、鮮鋭化する技術『Morpho Deep Deblur™』(※1)の提供を開始したことを発表されました。
※1: 製品名『Morpho Deep Deblur』は仮称です。

■Morpho Deep Deblurの特長
(1)多岐に渡る“ブラー”に対応
一般的に、カメラでの撮影画像のブレやボケに相当する「ブラー」が発生する要因は様々あり、このブラーを画像から除去する技術も世の中にたくさんあります。その発生要因に合わせて最適な補正方法を選択して適用することが画質を改善する上で重要となり、例えば、モーションブラー(被写体が動くことによるブレ)に対して画像拡大ブラー補正(一般的に超解像と呼ばれる補正)を適用しても、そのブレは改善しません。そこで『Morpho Deep Deblur』は、発生要因に合わせて最適な補正ができるよう、4種類のブラー補正AIモデルを用意しました。これにより、的確な画質改善を実現することができます。また、顧客ごとの処理要件に合わせ、ブラー補正AIモデルをカスタマイズするサービスも併せて提供しています。

 <AIモデル別の説明>
・デフォーカスブラー補正AIモデル
写真の“ピンボケ”に相当するブラーを補正します。撮影後にピントが合っていないことに気づいた場合に、こうした補正を行うことで、ピンボケした写真を鮮鋭化し、貴重な一瞬を捉えた写真をより鮮明に残すことができます。原理的には、明るく撮影するために絞りを開く(光量を多く取り入れる)と、被写界深度が浅くなるために部分的なデフォーカスブラーが発生しやすくなります。

・モーションブラー補正AIモデル
明るく撮影するためにシャッター速度を遅くすると、移動体がブレる現象(モーションブラー)が発生することがあります。このAI補正モデルにより、このようなブラーの抑制が可能です。また、動く被写体の動きベクトル検知技術『Morpho Motion Sensor™』(別製品)と連携し、抑制可能な速度かどうかの判別処理も可能です。

・画像拡大ブラー補正AIモデル
画像拡大時に生じる解像度の低下を補正します。一般的に“超解像”と呼ばれる技術に該当し、ストリーミングなどで帯域が制限されている場合に、画像サイズを縮小後に送信、受信後にサイズを拡大するこのAIモデルを適用することで、画質を補正することが可能です。また、デジタルズームを使用した撮影画像に対しては、ギザギザなエッジや潰れたディティールを補正し、滑らかで精細な画像を得ることができます。

・歪み補正ブラー補正AIモデル
レンズの歪みを補正した後、画面端に生じる解像度の低下を補正します。

(2)AI推論エンジン『SoftNeuro®』を内蔵
モルフォ製品である高速AI推論エンジン『SoftNeuro』を内蔵しています。様々なハードウェア(CPU、GPU、各種AIアクセラレーター)に対応し、ハードウェアリソースを最大限に活用することで、高速・低消費電力での物体検出処理が実現可能です。動作環境としては、x86/x64/ARM CPU、GPU、各種AIアクセラレーター等が利用可能です。
(参考)AI推論エンジン『SoftNeuro』|ディープラーニング推論エンジン | 技術・製品情報 | 株式会社モルフォ
■サンプル画像

(1)画像拡大ブラーの補正前/補正後

(2)デフォーカスブラーの補正前/補正後

■適用分野

<自動車分野>
ここ数年、HMIのいちじるしい進化があり、低解像度の車載カメラ映像を、大きな映像表示用モニタ(HMI)上で綺麗に表示するための画質改善ソフトウェア技術の市場ニーズが顕在化しています。
HMIの高解像度化が進む中、車載カメラの高解像度化も求められる一方で、高解像度カメラの採用は自動車の大幅な原価増に繋がるため、できる限り低解像度のまま、HMI上での表示映像のみを綺麗に補正する技術が求められています。そこで『Morpho Deep Deblur』をHMIとペアで利用すると、入力映像の画質をAIで改善するためのハブとして利用することができ、低解像度の画像であっても大きなモニタで綺麗に表示することが可能です。

また、2023年5月に提供を開始した自動車分野向けAIソリューションパッケージ『Morpho Automotive Suite™』の標準AI技術群に、『Morpho Deep Deblur』を追加しました。AI技術を単体で提供するだけではなく、顧客ニーズにフィットするAIの追加学習や用途別の製品カスタマイズの提案を通じ、自動車分野における課題解決および顧客製品への付加価値の向上を目指します。

<スマートフォン/PC/デジタルカメラ分野>
スマートフォンやデジタルカメラでデジタルズームを行ったり、撮影した画像を拡大することによる解像感の低下を、『Morpho Deep Deblur』を適用することで改善することが可能です。世の中には信号処理ベースの超解像技術が数多く存在しますが、AIを活用することで、信号処理ベースの手法の実用的限界を超えることを目指し、さらなる解像感の向上を実現するものです。

(参考)モルフォ、AI画像鮮鋭化技術『Morpho Deep Deblur™』提供開始

IoTBiz編集部

IoTBiz編集部

2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛ける株式会社CoeNovaのビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。

IoT/M2M向けSIMについて
お問い合わせ

IoT/M2M向けSIMについてご興味が
ある方はお問い合わせください。

問い合わせする
iot_banner

関連記事

Gemini「Gem」の作り方を徹底解説!ビジネスで使えるカスタムAIの設定手順と活用例

Gemini「Gem」とは Gem(ジェム)とは、Googleの生成AI「Gemini」を特定の用途に合わせてカスタマイズできる機能です。あらかじめ役割や回答のルールを「カスタム指示」として登録しておくことで、毎回長いプ […]

2026-07-23

3min

ChatGPT無料版の制限とは?回数・機能の上限と業務利用の注意点を解説【2026年最新】

ChatGPT無料版でできること ChatGPTは、OpenAI社が提供する対話型の生成AIサービスです。アカウントを登録すれば無料で利用でき、2026年7月時点の無料版では、標準モデルとして「GPT-5.5 Insta […]

2026-07-22

3min

SIMを抜いたらどうなる?スマホ・IoT機器で起きることと注意点を解説

SIMを抜いたらどうなるのか、通話やデータ通信への影響、消えないデータ、解約や端末譲渡時の注意点を整理。さらに法人・IoT機器でSIMを抜いた場合の通信停止リスクと回線管理の考え方まで、現場担当者向けにわかりやすく解説し […]

2026-07-16

3min

ChatGPT 5.6(GPT-5.6)とは?Sol・Terra・Lunaの違いから料金・出力例比較まで解説

ディスクリプション:ChatGPT 5.6(GPT-5.6)は、OpenAIが2026年7月に一般提供を開始した最新AIモデルです。Sol・Terra・Lunaの3ティア構成や料金、ChatGPTでの利用条件を整理し、C […]

2026-07-13

3min

eSIMはコンビニで買える?購入・支払い・本人確認の方法と即日開通のポイントを解説

eSIMはコンビニで買えるのか、購入・支払い・本人確認の方法をわかりやすく解説します。2026年4月の法改正で変わった本人確認の新ルールや、コンビニ払い・即日開通に対応したサービスまで紹介します。 そもそもeSIMとは? […]

2026-07-08

3min