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デュアルSIMとは?使い方やメリットデメリット、使う上での注意点を紹介

デュアルSIMとは?使い方やメリットデメリット、使う上での注意点を紹介

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この記事では、「デュアルSIM」の概要からメリット・デメリット、おすすめのデュアルSIM対応スマートフォンなどを総合的に解説します。

目次

デュアルSIMとは

「デュアルSIM」は、1台のスマートフォンに2枚のSIMカードを読み込ませることで、特性に応じて通信の使い分けができる機能を指します。
「仕事用」「プライベート用」で電話番号を分けて持つことが可能になる他、通信回線を使い分けることで急な障害を回避することも可能です。

そもそもSIMカードとは通信用の情報が書き込まれたチップで、通信する際に必要になります。中でもチップが携帯電話に内蔵されていて、出し入れの必要が無いものをeSIMと呼びます。

デュアルSIMの組み合わせはそれぞれ、通常SIM+通常SIM、通常SIM+eSIM、eSIM+eSIMの3パターンがあり、デュアルSIM端末により異なりますので留意が必要です。

デュアルSIMの使い方

実際に「デュアルSIM」を利用する場合には、どのような手順で行えば良いか分からない方も多いのではないでしょうか?具体的に「デュアルSIM」を利用する手順について説明します。

デュアルSIMに対応したスマートフォンを用意する

最初に、デュアルSIMに対応したスマートフォンを用意しましょう。

単にスマートフォンを用意すると言っても、全てのスマートフォンが「デュアルSIM」に対応している訳ではありません。具体的にiPhoneでは以下が対応機種です。

iPhone:iOS12.1以降を搭載した「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」以降の機種

ちなみにiPhoneでは物理SIMを2枚挿入することはできません。

そのため、iPhoneでデュアルSIMを利用するには、「SIMカード1枚/eSIM1枚」または「eSIM2枚」の2パターンから選択することになるでしょう。
また、現在最新型のiPadでは、eSIMのみ対応となっています。今後eSIMのみ対応のapple製品が増加していくことが予想されるため、あらかじめeSIMをメインにしておくのがおすすめです。

SIMカードを用意する

デュアルSIM機能を搭載したスマートフォンを用意したら、必要なSIMカードを準備します。
実際に利用する携帯電話会社との契約を済ませておきましょう。

SIMカードをスマートフォンに差し込んで設定

1枚目のSIMカードを物理スロットに差し込んだ後に、2枚目のSIMカードを装着、またはeSIMを設定します。設定方法・手順は「SIMカードの組み合わせ」「契約している携帯電話会社」によって差があるため、手順を確認しておきましょう。

デュアルSIMのメリット

1枚のSIMを利用してスマートフォンを利用するのが一般的ですが、SIMを使い分けることでどのようなメリットがあるのかイメージが湧かない方は多いのではないでしょうか?

「デュアルSIM」を利用することで得られるメリットを紹介します。

上手に使うことで通信料金を安くできる

格安SIMには「データ容量」「料金」を含めて多種多様なプランから選択することが可能であり、自分の利用状況に合わせて適切なプランを組み合わせることで、単体契約と比較して料金を抑えられます。具体的には、毎月の契約するSIMの容量を抑えて、サブに使い切り(チャージ式)のSIMカードを装着しておくことで、通信料が多い月だけサブの回線でカバーして月々の支払いは抑えるといった使い方があります。

ただ、格安SIMの場合、「Softbank」「au」「docomo」などのキャリア回線と比較すると、「通信の安定性・速度」の面で品質が低くなる傾向が強いです。

近年は3大キャリアが提供しているサブブランドも増加しているため、選択肢として頭に入れておきましょう。

電話番号を使い分けられる

デュアルSIMを導入することで、各SIMそれぞれに電話番号を付与できるため、1台のスマートフォンで電話番号を2個使えます。

「仕事用」「プライベート用」で今までは2台のスマートフォンを持つことも珍しくありませんでしたが、この問題が解消されるのは大きなメリットと言えるでしょう。

通信障害が発生した際の予備回線として使える

契約しているキャリアによって利用する通信回線は異なります。

通常メインで利用する回線とは別に、デュアルSIMを利用して予備の回線を持っておくと、高所・地下などで通信不良が起きた場合に、別の回線に切り替えることで快適に使えるかもしれません。

通信障害によってメインで利用している通信が上手くできない場合にも、サブ回線に切り替えることで緊急の連絡にも対応できる可能性が上がります。

通信の質が高い3大キャリアの回線を利用していたとしても、通信トラブルは突然起こるため、障害に備える意味でデュアルSIM導入はメリットを得られるでしょう。

デュアルSIMのデメリットや注意点

SIMを2枚にすることでメリットを多く得られると考えている方も多いですが、その裏にはデメリット・注意点も存在します。

デュアルSIMを導入する上で押さえておきたいデメリット・注意点を見ていきましょう。

バッテリー消費が早い

Android対応スマートフォンに搭載されているAndroid OSに備わっている機能として「セルフスタンバイ」があります。受信している電波状況が悪化したり、回線が切断された場合に、最寄りの基地局の電波を探して再度、回線接続を行います。

2枚のSIMカードを導入していると、スマートフォンを利用していない時間帯も電波を探すために活発に活動する状態になることからバッテリー消費が早くなるのです。

スマートフォンを2台持つ必要はなくなるものの、バッテリー消耗負荷が増えるため、モバイルバッテリーを持っておく等の対策は必要になるでしょう。

SDカードスロットが利用できず、保存容量が小さくなる

スマートフォンのスリム化が進んでいることから、2枚のSIMカードを挿入するとmicroSDカードが利用できなくなり、スマートフォンにデータを保存したい場合に困ることがあります。

物理的なSIM挿入が発生しないeSIMに対応した機器を選ぶなどの対策が必要です。

組み合わせによっては利用できない場合もある

「デュアルSIMに対応したスマートフォン」「SIMフリーのスマートフォン」全般に言えることですが、携帯電話会社の組み合わせによって利用できない場合もあります。

スマートフォンは機器ごとに対応している周波数帯があり、この周波数帯が携帯電話会社の提供している周波数帯と一致しないとスムーズに通信ができない可能性があるのです。

利用したい携帯電話会社が提供している周波数帯と、自分が所有しているスマートフォンの周波数帯が一致しているかを事前にチェックしておきましょう。

デュアルSIMの4つの種類

「デュアルSIM」では機能によって4種類に分類されます。
それぞれの種類について詳しく見ていきましょう。

1. DSSS(Dual SIM Single Standby)

「Dual SIM Single Standby」の略であり、2つあるSIMのうち、どちらか一方のSIMを有効にすることで通話・通信ができるようになる方式です。

2つのSIMを同時に利用することはできず、手動で有効にしたいSIMを選択します。無効にしたSIMでは、通話・通信などの受送信は行えません。

2. DSDS (Dual SIM Dual Standby)

「Dual SIM Dual Stanby」の略であり、DSSSとは異なりSIMを手動で変更する必要がありません。ただし、同時に通話・通信ができるのは片方のSIMのみです。

具体的には、片方のSIMで通話している場合には、もう片方のSIMでは通信ができません。その他、4G通信を利用できるのは片方のSIMのみであり、もう片方は3G通信しか使えない点もデメリットです。

3. DSDV (Dual SIM Dual VoLTE)

「Dual SIM Dual VoLTE」の略称であり、DSDSの改良版と言われています。
DSDSの仕組みにプラスして2つのSIMで4G通信ができるようになったのが大きな違いです。ただし、一方のSIMで通話中の場合、もう一方では通信できない点はDSDSと同じです。

4. DSDA (Dual SIM Dual Active)

「Dual SIM Dual Active」の略称であり、DSDVの改良版です。
基本はDSDVと同様に、2つのSIMを同時に使用でき、手動での切り替えも必要ありません。DSDVとの違いは、2つのSIMで同時に4G通信ができるようになった点です。

例えば、一方のSIMで通話中の場合でも、もう一方のSIMで通信ができるようになりました。

デュアルSIMのおすすめの組み合わせ


実際に「デュアルSIM」を構築する際には「大手キャリア同士」「格安SIM同士」「大手キャリア+格安SIM」の組み合わせがあります。

その中でもおすすめの組み合わせを詳細に解説しますので、頭に入れておきましょう。

大手キャリア + 格安SIM

高い通信品質と速度にこだわりたい方には「大手キャリア+ 格安SIM」の組み合わせがおすすめです。大手キャリアの充実したサービスを受けながら、格安SIMのお得な料金プランを契約することで、料金を抑えてデュアルSIMを導入できます。

現在、大手キャリアを既に契約している方であれば、乗り換えの必要がなく、新たに格安SIMを契約するだけでデュアルSIM化できるためおすすめです。

格安SIM + 格安SIM

格安SIM同士を組み合わせることで、料金を圧倒的に安く抑えられます。

大手キャリアよりも「データ通信がお得なプラン」「通信を控えめにする代わりに電話料金をお得にできるプラン」など細かなプランが格安SIMでは用意されており、自分好みにカスタマイズできる点も強みです。

「通話で利用するSIM」「データ通信で利用するSIM」をそれぞれ契約することで、「通信」「通話」の強みを最大限に生かせます。

ただし、2回線契約しているとはいえ、大手キャリアと比較すると受けられるサービスが限定される点はデメリットです。

デュアルSIMのデュアルSIM対応の代表的な機種一覧

「デュアルSIM」導入を検討しているものの、現在のスマートフォンがデュアルSIMに対応しておらず、新しい機種に乗り換えを検討している方も多いのではないでしょうか?

この項目では、デュアルSIMに対応している代表的なスマートフォンを紹介します。

メーカー モデル名 対応SIM方式
Apple iPhone 15 nanoSIM + eSIM
Apple iPhone 14 nanoSIM + eSIM
Google Pixel 8 nanoSIM + eSIM
Google Pixel 7a nanoSIM + eSIM
Samsung Galaxy S24 nanoSIM + eSIM
Samsung Galaxy A54 nanoSIM + eSIM
ASUS Zenfone 10 nanoSIM + nanoSIM
ASUS ROG Phone 7 nanoSIM + nanoSIM
Xiaomi Redmi Note 13 Pro nanoSIM + nanoSIM
Xiaomi Xiaomi 13T Pro nanoSIM + nanoSIM

まとめ

この記事では、デュアルSIMの概要からメリット・デメリット、実際の導入方法からおすすめスマートフォンまで総合的に解説してきました。

2つのSIMを上手く組み合わせることで、各通信事業者の良いところだけを取ってスマートフォンを利用することが可能になります。

まずは自分のスマートフォンの利用傾向を分析した上で、分析結果に合わせたSIMを導入することからスタートしましょう。

IoTBiz編集部

IoTBiz編集部

2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。

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