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JALの機内Wi-Fiが繋がらないのはなぜ?接続方法や原因と対処法、Starlinkについて解説

JALの機内Wi-Fiが繋がらないのはなぜ?接続方法や原因と対処法、Starlinkについて解説

2min

この記事では、JAL(日本航空株式会社)における航空機の機内Wi-Fiの接続方法と、繋がらない原因やその対処法、日本の航空機と「スターリンク(Starlink)」の関係性について解説しています。

目次

概要

日本航空株式会社、通称JALは国内有数の航空会社です。国内・国際線共に利用頻度が高くなるJALですが、その航空機内で唯一使用可能な機内Wi-FIへの接続は、日頃からデバイスを利用する私たちにとって欠かせない要素となります。しかし、航空機において、機内Wi-Fiが繋がらない事態には幾度と遭遇することでしょう。この記事では、機内Wi-Fiが繋がらない原因や対処法などについて解説していきます。

JALの機内Wi-Fiへの接続方法

まずは、機内Wi-Fiへの接続方法を確認していきます。

1.機内モードをONにする

航空機内では必ず機内モードをONにしましょう。クイック設定、または設定画面から機内モードをONにできます。

2.Wi-FiをONにし「JAL-WiFi」または「Japan Airlines」を選択する

.Wi-FiをONにした後、「JAL-WiFi」「Japan Airlines」のSSID(ネットワークの名称)を選択します。この際必ず、SSIDが大文字小文字を含め完全一致しているかどうかを確認しましょう。悪意ある第三者が、個人情報を盗むために偽のネットワークを設置している可能性があるからです。

フリーWi-Fiの危険性について知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

フリーWi-Fiの危険性やリスクと安全に利用するためのセキュリティ対策方法を解説

3.アプリまたはブラウザで接続の手続きを行う

「JAL」または「JAL Flight Navi」アプリを起動し、「機内Wi-Fiサービス」項目から接続を開始できます。JALを利用する際は、2種のアプリの内1種以上をダウンロードしておくことをおすすめします。

また、ブラウザの場合は「jal-wifi.com」と入力し接続用サイトを開き、「無料インターネット接続」項目にてメールアドレスを入力することで接続を開始できます。

なお、機内Wi-Fiに接続できるのは、離陸の約5分後から着陸の約5分前までです。国際線の場合、接続開始から1時間まで無料で、それ以降は別途料金が必要となります。

航空機の通信方式

航空機では安全な航行のため、デバイスは全て、一般的なWi-Fi・データ通信・Bluetooth・位置情報(GPS)を遮断する機内モードをONにすることを義務付けています。唯一、機内Wi-Fiのみ通信を行うことが可能となりますが、このWi-Fiはどうやって航空機と通信しているのでしょうか。この項目では、航空機の通信方式がどうなっているか疑問を抱いた方に向けて解説していきます。

航空機内での通信方式は主に2種類あります。それぞれ「衛星通信方式」「地上基地局方式(ATG方式)」です。

「衛星通信方式」は航空機上部にあるアンテナと静止衛星(地球の自転と同じ24時間周期で周回するため、止まって見える衛星。)、地上基地局間を送受信する方式です。基地局を設置できない海上を飛行することの多い国際線やJALを始めとした日本の国内線はこの方式で通信を行っています。あらゆる場所で通信が安定するというメリットがありますが、通信を行う静止衛星が高度約36,000kmと航空機・地上基地局よりも遥か上空にあるため、遅延が発生しやすくなっています。また悪天候や航行ルートが原因で衛星通信が遮断され、後述する機内Wi-Fiが繋がらない状況に陥ってしまうというデメリットがあります。

「地上基地局方式(ATG方式)」は言葉の通り、航空機下部のアンテナと地上基地局間で直接送受信を行う通信方式です。主に、陸地面積が大きいアメリカやカナダといった国の国内線で用いられています。遅延が少なく通信品質が高いことがメリットですが、地上基地局が存在しない海上などでの通信ができないというデメリットがあります。

基本的には「衛星通信方式」より「地上基地局方式」の方が遅延が少なく通信品質が高くなりますが、この方式を採用するには陸地面積が広くなければならず、どこでも通信が安定するという点も考慮し「衛星通信方式」が採用されることが多いです。ですがこれから、低軌道で周回する衛星を用いた新しい通信方式「スターリンク(Starlink)」の登場により、航空機に採用されれば「衛星通信方式」を用いても低遅延かつ高品質の通信が行える可能性があります。

JALの機内Wi-Fiが繋がらない原因

JALの機内Wi-Fiが繋がらない原因は主に4つあります。それぞれ「悪天候・航行ルートによる衛星通信の遮断」「機内Wi-Fiへの同時接続数が多すぎる」「デバイスに負荷が掛かっている」「機内Wi-Fiに接続できない便の可能性」です。

悪天候・航行ルートによる衛星通信の遮断

Wi-Fiが繋がらない原因として最も多いのが、衛星通信の遮断です。JAL国内線における航空機の通信方式は前述の通り「衛星通信方式」となっています。「衛星通信方式」は、悪天候や航行ルートの影響により衛星との通信が遮断されてしまえば、使用不可となるのです。この場合は、天候の回復・通信が遮断されてしまう航行ルートを通過次第、再度Wi-Fiが繋がる様になります。

機内Wi-Fiへの同時接続数が多すぎる

衛星通信に問題がなければ、Wi-Fiへの同時接続数が原因となっていると考えられます。通信を利用する乗客は全員、機内Wi-Fiに接続しています。Wi-Fiは限られたリソースを接続中のデバイスに分配するため、接続数が増えれば増えるほど回線の品質が低下してしまうのです。Wi-Fi自体の通信品質が高ければ、接続数の増加によって繋がらない状況へはなり得ません。しかし、JALの機内Wi-Fiは非常に距離が離れた衛星と送受信を行うため、通信品質を高めることが難しい訳です。

デバイスに負荷が掛かっている

デバイス側の負荷が通信の妨げになっている可能性も考えられます。バックグラウンドのアプリやブラウザなどにWi-Fiのリソースが割かれてしまい、回線の品質低下を招いてしまう訳です。

機内Wi-Fiに接続できない便の可能性

航空機に搭載された機材の関係上、機内Wi-Fiが設置されていない機体も存在します。あらかじめ、利用する便に機内Wi-Fiが設置されているかどうかを調べておきましょう。JALの場合は、予約の際に無料Wi-Fiが使えるかを確認できます。

JALの機内Wi-Fiが繋がらない時の対処法

JALの機内Wi-Fiが繋がらない際に行える対処法は主に3つあります。それぞれ「デバイスの負荷を軽減する」「再度、機内Wi-Fiへ接続し直す」「VPNを一時的にOFFにする」「JavaScript・Cookieを有効にする」です。機体の環境によって繋がらなくなる場合が多い機内Wi-Fiですが、これらの方法によって繋がりやすくなる状況も存在します。困った際には、ぜひ試してみましょう。

デバイスの負荷を軽減する

デバイスのバックグラウンドで起動している、アプリやブラウザがないか確認しておきましょう。必要最低限のアプリやブラウザでデバイスを利用すれば、回線の品質を安定させWi-Fiが繋がる可能性があります。

再度、機内Wi-Fiへ接続し直す

デバイスのWi-FiをOFFにし再度ONにすることで、回線のリセットが行え、通信を回復できる場合があります。この際、接続しているWi-Fiが正しいかどうかの確認も行いましょう。

VPNを一時的にOFFにする

VPN(仮想プライベートネットワーク)は通信を暗号化する仮想的なプライベートネットワークを構築し、セキュリティ面で安全に送受信を行うことが可能な技術です。普段からVPNサービスを利用している方も多いと思いますが、VPNが稼働している状態では、機内Wi-Fiの接続用サイトよりも先にVPNサーバーに接続しようとしてしまいます。このため、一時的にVPNをOFFにし、それからWi-Fiの接続用サイトで手続きを行わなければなりません。

VPN自体は機内Wi-Fiに接続した後、再度ONにすることで問題なく利用可能です。

JavaScript・Cookieを有効にする

JALの機内Wi-Fiサービスでは、ブラウザ利用の際JavaScript・Cookieの使用を要求されます。これが原因でブラウザが利用できない場合があるので注意しましょう。ブラウザによってJavaScript・Cookieを有効にする方法は異なりますが、この記事ではSafari・Google Chromeブラウザでの方法を解説します。

Safariブラウザならば、「設定」アプリを起動し「Safari」の項目を選択します。その後、「詳細」セクションに進んで「すべてのCookieをブロック」の設定がOFFになっていることを確認し、さらに「JavaScript」がONになっていることを確認できたならば、JavaScript・Cookie共に有効となります。

Google Chromeブラウザならば、ブラウザ右上の「Google Chromeの設定」から「設定」の項目を選択します。「プライバシーとセキュリティ」項目の「サイトの設定」から「サードパーティ Cookie」と「JavaScript」を許可・使用できる状態にすることで、JavaScript・Cookie共に有効となります。

これからの機内通信が変わる?「スターリンク(Starlink)」とは

ここまで、JALの機内Wi-Fiが繋がらない原因や対処法について解説してきました。日本の国内線における通信方式、「衛星通信方式」では高軌道の静止衛星を介さなければ送受信を行えず、通信の品質を高めることは困難でした。しかし、スペースX社が開発した「スターリンク(Starlink)」によって、安定かつ高品質の衛星通信が可能となりました。

「スターリンク」とは、衛星コンステレーションと呼ばれる多数の人工衛星を協調動作させる運用方式を用いて、空が開けた場所ならばどの様な場所・悪天候でも衛星通信が行えるシステムです。高度が約550Kmの位置を複数の衛星が周回しており、高度約36,000kmの静止衛星と比べて約65分の1で送受信を行うことができます。空があるならば高速通信を行える、悪天候での通信も可能ということで、航空機との相性が良い通信方式だといえます。

海外では、航空機への「スターリンク」導入が開始されていますが、日本では2025年現在、こうした取り組みは行われていません。日本で「スターリンク」が提供開始されたのは2022年10月11日からで、2023年8月に船舶に向けた活用トライアルが行われて以来、船舶における「スターリンク」導入が進んでいます。今後、船舶や海外の航空機と同様に、日本の航空機への「スターリンク」導入が開始されたならば、機内通信に悩まされる機会は格段に減ると考えられます。

(参考)

スターリンク(Starlink)日本上陸でKDDI、ZIPAIR Tokyoなどで続々と提供開始!|IoTBiz

【商船三井・KDDI】クルーズ船・フェリーなどで「Starlink」活用トライアルを開始|IoTBiz|DXHUB株式会社

まとめ

JALの機内Wi-Fiが繋がらない原因は、主に航空機周囲の環境や限られたWi-Fiリソースの分配にあります。これは、日本の航空機に用いられている「衛星通信方式」があらゆる場所で通信が安定する反面、衛星を介する都合上少なからず遅延が発生してしまう、との通信が遮断されてしまう状況に弱いといった点が影響しています。

航空機周囲の環境については現在は対応が難しいですが、日本で導入が進んでいる「スターリンク」が航空機分野に進出するならば、解決する問題だといえます。

Wi-Fiリソースについて対処するならば、デバイスの負荷を軽減、機内Wi-Fiへの再接続が効果的です。ブラウザに問題があるならば、JavaScript・Cookieを有効にすることで機内Wi-Fi機内Wi-Fiへと接続することが可能となります。これからJALを利用する際には、こうした対処方法を覚えておくと役に立つでしょう。

ANAの機内Wi-Fiについては、下記の記事をご覧ください。

ANA機内のWi-Fiが繋がらない?原因や対処法、接続方法をわかりやすく解説

IoTBiz編集部

IoTBiz編集部

2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。

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